薬剤師の年収は約544万円【平成30年】|年代・性別・都道府県別薬剤師の年収

1、薬剤師の年収は約544万円【平成30年】

薬剤師の平均年収: 約544万円

[平均月収:約38万円、 平均賞与:約88万円、 初任給:約22万円]
(厚生労働省平成30年賃金構造基本統計調査より。)

薬剤師の平均年収は厚生労働省発表の平成30年賃金構造基本統計調査によりますと、薬剤師の平均年収は約544万円(男性で575万円、女性で526万円)となっています。これに対して平成23年の同調査では約500万円(男性が573万円、女性が473万円)となっており、過去7年間で女性薬剤師の平均年収が50万円以上大幅にアップしていることが分かります。

ただし、年代や性別、地域によって薬剤師の年収は変わりますので(詳細は下記)これらはあくまでも平均値としてご覧ください。

2、薬剤師の年収【年代別・性別】

薬剤師の年代別・性別平均年収は下記のようになりました。20代を除いて基本的には女性よりも男性のほうが薬剤師は高年収と言えるようです。

  • 20代男性: 380万円
  • 20代女性: 390万円
  • 30代男性: 560万円
  • 30代女性: 480万円
  • 40代男性: 650万円
  • 40代女性: 550万円
  • 50代男性: 600万円
  • 50代女性: 580万円
  • 60代男性: 550万円
  • 60代女性: 530万円
  • 70代以降の男性: 560万円
  • 70代以降の女性: 340万円

(平成30年賃金構造基本統計調査より)

3、薬剤師の年収【都道府県別】

[ ▼薬剤師の平均年収都道府県別ランキング2020年 ]

薬剤師の平均年収を都道府県のランキングでご紹介します。600万円を上回ったのは、平成30年賃金構造基本統計調査によりますと、栃木県と福島県の2県となりました。

  1. 栃木県: 623.6万円
  2. 福島県: 607.9万円
  3. 三重県: 596.3万円
  4. 広島県: 590.8万円
  5. 香川県: 583.5万円
  6. 兵庫県: 581.5万円
  7. 静岡県: 577.6万円
  8. 北海道: 574.4万円
  9. 島根県: 569.6万円
  10. 京都府: 569.0万円
  11. 岐阜県: 565.9万円
  12. 鹿児島県: 565.0万円
  13. 沖縄県: 563.8万円
  14. 岩手県: 563.3万円
  15. 福岡県: 561.0万円
  16. 宮崎県: 559.7万円
  17. 滋賀県: 558.9万円
  18. 山梨県: 556.1万円
  19. 群馬県: 551.9万円
  20. 富山県: 550.7万円
  21. 神奈川県: 549.7万円
  22. 熊本県: 548.7万円
  23. 高知県: 548.6万円
  24. 大阪府: 545.3万円
  25. 佐賀県: 543.7万円
  26. 愛知県: 536.1万円
  27. 山形県: 528.2万円
  28. 長野県: 526.0万円
  29. 奈良県: 524.4万円
  30. 新潟県: 523.9万円
  31. 千葉県: 518.4万円
  32. 茨城県: 517.8万円
  33. 東京都: 517.6万円
  34. 青森県: 516.8万円
  35. 和歌山県: 504.7万円
  36. 鳥取県: 501.4万円
  37. 長崎県: 497.7万円
  38. 福井県: 497.1万円
  39. 石川県: 496.6万円
  40. 埼玉県: 494.8万円
  41. 岡山県: 484.3万円
  42. 愛媛県: 481.9万円
  43. 徳島県: 478.7万円
  44. 秋田県: 474.9万円
  45. 宮城県: 466.5万円
  46. 大分県: 423.6万円
  47. 山口県: 415.5万円

(平成30年度賃金構造基本統計調査より算出)

国内の主要都市に関しましては、東京都が517.6万円、愛知県が536.1万円、大阪府が545.3万円、福岡県が561.0万円となっており、 いずれも上位10には入っていないことが分かります。

こうして見てみますと、人口の多い都市部よりも地方のほうが比較的高い年収となっているのがお分かりいただけるかと思います。交通の便が悪く、人の少ない地方では薬剤師が不足していますので、高収入条件で薬剤師求人が多く出されているのです。ちなみに医師の場合も薬剤師同様に都市部よりも地方のほうが高収入の求人が多く出されています。

4、薬剤師の職場別平均年収

薬剤師の初任給は22~25万円で、その後の平均年収は下記のようになっています。ただし、初めの年の年収はいずれも平均年収より100~150万円程度低い金額となっています。

[▼薬剤師の職場別平均年収一覧]

  • 病院: 年収400~650万円
  • 調剤薬局: 年収450~700万円
  • ドラッグストア: 年収500~800万円
  • 製薬会社: 年収650~1000万円
  • その他企業: 年収600万円~(企業規模による)

5、年収アップの秘訣~年収700万円以上を目指せる薬剤師の働き方

  • 企業薬剤師・・・平均年収600~1000万円
  • 管理薬剤師・・・平均年収600~700万円
  • 派遣薬剤師・・・時給2,500~3,500円

企業薬剤師の年収は約600万円以上となっており、大手製薬会社や外資系企業の管理職に就くことができれば年収1000万円以上も可能となります。そうした好条件であるだけに、人気の製薬会社の場合は競争率がとても高いです。そうした競争でライバルに打ち勝つためには医薬品に関する知識は当然として、業務上役に立つ資格や高い語学力が強い味方になってくれます。

また、薬局やドラッグストアなどで働く管理薬剤師は役職手当により収入アップとなり、都心部で年収約600万円程、地方によっては700万円以上もあります。

そして最後に派遣薬剤師です。派遣会社に登録した派遣薬剤師は必要時に薬局やドラッグストアなどに派遣され、時間給でお仕事をします。 人材が不足している薬局やドラッグストアの一定期間の助っ人的な存在なので、各職場からは好待遇で迎えられます。 一般的なパート薬剤師の場合は時給1,800~2,500円位ですが、派遣薬剤師の場合はそれ以上の時給2,500~3,500円とかなりの高時給となっています。

6、薬剤師がキャリアプランを考えるべき理由

薬剤師は医師などと違って自身のキャリアに無頓着な人が多いと言われています。医師には数多くのポストがありますが、薬剤師は多くの場合薬局長止まりが現実ですからね。そのため、いつまでも1つの組織内で同じ仕事を繰り返す毎日を送っていては、自身のキャリアは最初に入職した枠内で完結してしまいます。

それで構わないという人はいいでしょうが、もしそれでは満足できないというのであれば、最初にある程度ちゃんとしたキャリアプランを立てることが必要です。1組織内だけでキャリアを考えることなく、最終的に薬剤師としてどういう立場や環境を得たいのかをまず考え、それに即して必要に応じて異動や転職も視野に入れて第一歩を踏み出すことを考えてみると良いでしょう。

7、薬剤師の給料は今後上がる!?それとも下がる?

本記事冒頭にありました通り、薬剤師の平均年収は平成23年から平成30年までの7年間で40万円以上大幅アップをしています。基本的には組織に長く勤めている限りは、薬剤師の年収は今後もずっと上がっていくものと考えられています。

昇給に関しては多くの企業では求人案内に詳細を明示していませんが、昇給率の高い企業の場合、その昇給率は年3%以上はあると言われています。薬剤師の初任給平均が約22万円ですから、昇給率3%の企業の場合1年ごとに月給が6,600円ずつアップしていくことになります。5年では3万3千円アップ、10年で6万6千円アップ、30年では20万円近くもアップします。

さらには下写真にありますように、国内の薬剤師求人をほぼ網羅している大手薬剤師転職サイトの薬キャリで取り扱われている薬剤師求人約6万2千件のうち、「定期昇給あり」が2万3千件近くと全体の3分の1以上を占めています。各求人の昇給率は不明ではありますが、ざっくり解釈すれば現時点では少なくとも全薬剤師求人の3分の1程度は年々給料が上がっていくものということが言えます。

(大手薬キャリの求人検索ページより条件指定部分を抜粋。)

また、もちろん他の一般職と比べても薬剤師は大いに恵まれています。例えば業界を問わない一般企業の場合、正社員でも年に2~3千円ずつしか月収アップしないという企業は結構あります。ちなみに筆者は以前いたサービス業を営む一般企業では正社員でしたが、その時は年に1千円ずつの月収アップでした。(世の中そんなもんです笑)そうした一般職に比べても、年に5千円以上も月収アップする薬剤師の給料がいかに恵まれているかお分かりいただけるかと思います。

8、薬剤師の将来性について

厚労省発表資料の統計によりますと、「医師・歯科医師・獣医・薬剤師」の求人倍率は平成18年度が7.28%、平成25年度が10.05%となっています。他の一般職の場合はこれが1~3%台がほとんどとなっており、数ある職種の中でもやはり薬剤師の需要はトップクラスと言って良いでしょう。

全国に次々と新しい医療施設が建ってきていることに加え、大手のドラッグストアや調剤薬局が今もどんどんと全国各地に出店していますからね。ちなみに「保健師・助産師・看護師」の求人倍率は上記両年度とも3%程度となっています。

ただ、近年では従来の薬科大学のみならず、薬学部を新設する大学が増えてきています。これにより、これまでより薬剤師が輩出されるペースが増えていくことで需要に対する供給が近づいていくことになり、今後求人倍率が下がっていくことも考えられます。

また、企業の薬剤師に対する見方が年々厳しくなってきている現状がありますので、薬剤師が売り手市場の業界とは言ってもスキルや経験の乏しい薬剤師の方は今後淘汰されていくでしょう。特に転職を繰り返している薬剤師の方は採用が難しくなりますので気を付けてください。

9、薬剤師求人/700万円以上の高年収求人事例

ここでは薬剤師専門の大手転職サイトで、2020年1月時点で取り扱われていた年収700万円以上を可能とする好条件求人の一例をご紹介します。

[ ▼薬キャリの高年収求人例]

  • 【愛知県】企業内管理薬剤師
  • 年収600~750万円
  • 土日祝休み。年間休日120日以上。定期昇給あり。転勤なし。

  • 【大阪府】大手製薬会社正社員
  • 年収450~800万円
  • 土日休み(完全週休二日)。年間休日120日以上。定期昇給あり。住宅・家族・業務手当あり。

[▼ファルマスタッフの高年収求人例]

  • 【新潟県】総合病院調剤薬局
  • 年収600~700万円(経験次第で年収700万円OK)
  • 土日休み。住宅手当あり。

  • 【鹿児島県】個人調剤薬局(内科・放射線科メイン)
  • 年収650~720万円
  • 残業ほぼなし。1店舗展開のため異動はなし。

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