薬局薬剤師が行う調剤業務の流れ完全9ステップ

1、お薬手帳の確認とジェネリック医薬品のすすめ

このページでは薬局薬剤師が処方箋を受け付けて行う調剤業務の一般的な流れに関して、受付からお会計・後処理までご紹介します。薬局へ転職をお考えの薬剤師の方や、将来薬局で働きたいとお考えの薬学生の方の参考になれば幸いです。近年調剤薬局にて昔と違ってきていることとしては2点あり、お持ちの方だけですがお薬手帳(eお薬手帳)を確認すること、そしてジェネリック医薬品をご案内することが挙げられます。

お薬手帳とは1995年の阪神淡路大震災、そしてその後の大災害をきっかけとして今日広く普及してきたもので、患者さんのこれまでのお薬の処方・服用履歴を管理できるとても便利な手帳です。全国の薬局にて患者さんに無料で配布されています。

また、アプリ版も出回っていますので、無料ダウンロードすればスマートフォンがお薬手帳の役割を果たしてくれます。お薬の併用による副作用から患者さんを守るという目的において現在お薬手帳はとても重要な役割を果たすものとなっています。

ジェネリック医薬品とは、元々あった先発医薬品に対する「後発医薬品」という位置づけで、先発医薬品と同じ有効成分で効果・効能、用法・用量が原則同一でありながら、先発医薬品よりもずっと低価格で提供されるものです。

近年では調剤薬局でこのジェネリック医薬品を希望するか否かを薬剤師が患者さんに聞く形となっており、それに対して当然のことながら患者側はジェネリック医薬品を希望する方がほとんどと言ってよいでしょう。

特にデメリットが見当たらず、お薬の料金が安くなるのですから当然ですね。ジェネリック医薬品を希望しない患者さんが居るとすれば、後発医薬品がまだ開発されていない薬を処方するケースか、もしくは昔から飲んでいる先発医薬品によほどこだわりがあるケースくらいではないでしょうか。

2、薬局薬剤師が行う調剤業務の流れ完全9ステップ

1、処方監査

まず初めに処方箋を受け取って処方内容を確認します。月の始めには保険証、そしてお持ちの方はお薬手帳も出していただいて確認します。ジェネリック(後発)医薬品をご案内します。初めて来られる患者さんには、体質や生活習慣等を把握するための質問票の記入をお願いします。

2、薬歴・お薬手帳との照合

薬歴とは正式には薬剤服用歴管理記録のことです。薬局では患者さんがこれまで服用してきた薬剤の情報が文書や電子データなどで管理されています。そうした情報と今回受け取った処方箋、お薬手帳等の確認をし、現状の不明点があれば患者さんに直接口頭で確認します。

3、疑義照会(場合によっては処方変更する)

疑義照会とは薬剤師が処方箋を元に調剤を行う際、処方箋の記載内容について疑問点や不明点を感じた場合に、処方箋の作成者(医師)に対して内容の確認を行うことです。処方箋の発行元医療機関では患者さんのお薬手帳等の確認は行わないことが多いので、薬局での確認で今回の処方薬に関して重複投薬や副作用の恐れなど何らかの不都合が見つかることがあります。その場合、処方内容が変更されることがあります。薬剤師は医師への連絡の際、あらかじめそれを予測して代替薬などを調べておくことが必要です。

4、調剤

レセコン(レセプトコンピュータ)に処方内容を入力後、処方箋に基づいて薬剤を調製します。薬によっては飲みやすいよう小分けにしたり、粉砕することもあります。ここでは医薬品の取り違えをしないよう気を付けなければなりません。同じ医薬品でも1mg、5mgといった規格違いや似たような名前のお薬の取り違いをしないよう注意が必要です。

5、薬袋と薬剤情報提供文書を作成

薬袋は処方箋に記載されたお薬の用法・用量・1日の服用回数など、服用方法に関する基本的な情報を記載した各お薬を入れる袋のことです。誤字・印字間違いなどがないよう注意しなければなりません。同時にお薬の効果・効能・服用方法が詳しく書かれた薬剤情報提供文書も作成します。

6、調剤監査

取り揃えたお薬に間違いがないか、調剤した薬剤師とは別の薬剤師が処方箋と照らし合わせて確認をします。

7、お薬の受け渡し、会計

患者(もしくは代理人)をお呼びし、調剤したお薬を出して各お薬の効能・服用方法・服用上の注意などを説明します。そして作成した薬剤情報提供文書とともに薬袋にお薬を入れてお渡しして会計を行います。会計は患者さんにより、3割負担、1割負担、公費などにより負担なしなどの場合があります。領収書(明細書)もあらかじめ準備しておきます。

8、情報の記録・保管

患者さんが帰られたら今回の処方内容を整理して情報を記録・保管します。これらの内容は次回以降来られた際の服薬指導やアドバイスに役立てられます。

9、調剤報酬の請求

調剤報酬請求書を作成し、支払基金※に対して調剤報酬の請求を行います。

(※社会保険の場合は社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険の場合は国民健康保険団体連合会が保健医療機関(薬局)への医療費の支払いを行っています。)

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です