調剤薬局の役割と近年の変化事情

1、調剤薬局とは

薬剤師さんの働く主な職場は、病院、調剤薬局、ドラッグストアの3つがありますね。調剤薬局とは法的には「調剤を行う施設」を指します。保険薬局などと呼んだりもしますが、こちらは「保険調剤を行うことができる薬局」を指します。

日本は国民皆保険制度であり、どの調剤薬局も許可を受けて営業を行っている以上、病院・クリニック同様に健康保険法が定める医療保険が適用されます。ゆえに結局は調剤薬局≒保険薬局でもあるということになります。

2、薬局業務~対物から対人へシフト

薬局薬剤師

薬局薬剤師のお仕事は、これまで調剤薬局の中において調剤室で医薬品を取り揃えたり混合したりした医薬品を中心とした「対物業務」が大半という見方でしたが、2020年現在今後は患者への服薬指導を中心とした患者本位の業務にシフトしようとする動きがあり、これを「対人業務」と呼んでいます。

昨今は、在宅医療や介護への薬剤師の関与が求められていることも影響します。これまでは、患者に対して調剤した薬の説明や具体的な服薬指導を行うだけといった感じでしたが、今後はそうしたことだけでなく、服用中の患者の体調変化を確認して場合によっては主治医に処方変更を積極的に提案すること。

また、薬局での調剤だけでなく患者の住まいに赴いて実際の服用状況をチェックするなどの在宅治療への関与も考えられてきています。

3、薬局とドラッグストアとの違い

薬局、ドラッグストアなどの医薬品販売を行うお店には、

  1. 薬局
  2. 店舗販売業
  3. 配置販売業

の3種類があります。ドラッグストアという名称は薬機法上には存在しません。

薬局の開設には当然のことながら「1、薬局」で申請します。

一方、ドラッグストアの開設をする場合、調剤を併設する場合は上記同様に「1、薬局」で申請。調剤をせずに一般の市販薬やその他の物品のみを取り扱う場合には「2、店舗販売業」で国に申請を出すことになります。

上記の方法で、近年は調剤併設ドラッグストアがかなり増えてきました。患者それぞれが自身のかかりつけ薬局をもつことを国は推奨しており、街の薬局よりもより私たちの身近にあるドラッグストアがそのかかりつけ薬局の役割をも果たす形が段々と出来てきました。

最初はただのドラッグストアだったお店が、上記方法で薬局の開設許可を取得することで調剤併設ドラッグストアに少しずつ変わってきているのです。

現在、調剤併設ドラッグストアの割合は全ドラッグストアの1割程度とされていますが、この割合は今後急速に伸びていくことが予想されています。

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